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天文学:赤方偏移4.658に位置する大質量の静穏な銀河

Nature 619, 7971 doi: 10.1038/s41586-023-06158-6

宇宙史の最初の10億年間における第一世代の銀河の極めて急速な形成は、銀河形成の物理を理解する上で主要な難題となっている。ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)の登場で、宇宙の最初の数億年という早い時期にかなりの数の銀河が存在したことが確認され、この問題はさらに深刻なものとなった。おそらくさらに意外なことに、一部の銀河では、この初期の高効率の星形成が急速に停止して(すなわち抑制され)、ビッグバンからわずか15億年後に大質量の静穏な銀河が誕生した。しかし、このような極端に静穏な銀河は暗く赤色であるため、そうした銀河について学んだり、それ以前にも銀河が存在したかどうかを確認したりするのが極めて困難であることが明らかになっている。本論文で我々は、JWSTの近赤外線分光器(NIRSpec)を用いて、ビッグバンからわずか12億5000万年後の赤方偏移z = 4.658に位置する大質量の静穏な銀河GS-9209を、分光学的に確認したことを報告する。我々はこうしたデータから、この銀河は恒星質量がM* = 3.8 ± 0.2 × 1010 M☉であり、宇宙が約8億歳であったz = 6.5+0.2−0.5において星形成活動が抑制される前に、約2億年にわたって形成されたと推測する。この銀河は、赤方偏移が最も高いサブミリ波銀河やクエーサーの子孫である可能性があるとともに、最も大質量の局所銀河の高密度で古いコアの前駆天体である可能性がある。

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