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気候変動生態学:海洋生態系の指標に見いだされた気候変動の全球的傾向

Nature 619, 7970 doi: 10.1038/s41586-023-06321-z

植物プランクトンの個体群に存在し得る気候変動に駆動される傾向は、強力な自然変動のために、地球観測衛星からは隠れて見えないと考えられてきた。また、気候変動に駆動される傾向を見いだすには、30年以上に及ぶ連続的なデータが必要と考えられていた。今回我々は、気候変動の傾向が、海洋の色(リモートセンシング反射率Rrs)においてより急速に現れることを示す。これは、Rrsが多変量であって、一部の波長帯の年々変動が小さいためである。地球観測衛星Aquaに搭載された中分解能撮像分光放射計(MODIS:Moderate Resolution Imaging Spectroradiometer)からの20年間のRrs時系列を分析した結果、全球海面の56%、主に緯度が40度以下の海域で、Rrsに有意な傾向が見いだされた。Rrsの気候変動シグナルは、最先端の生態系モデルにおいて、それに近い割合の海洋を占める類似の海域では20年後に出現しており、これは、我々の見いだした傾向が、気候変動に駆動される海洋の色の変化、ひいては海面生態系の変化を示すことを示唆している。総じて、低緯度域の海洋は過去20年の間に緑色が濃くなっていた。

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