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天文学:30年にわたって活動的な長周期の電波トランジェント
Nature 619, 7970 doi: 10.1038/s41586-023-06202-5
強く偏波したコヒーレントな電波パルスが数十秒から数千秒の時間スケールで現れる、いくつかの長周期電波トランジェントが最近発見されている。一部の例では、こうした電波パルスは、マグネターと呼ばれる、極端に強い磁場を持つ自転する中性子星に由来すると解釈されている。その他の、時として周期性を示す、サンプル数がそれほど多くない電波トランジェントの起源については、まだ議論が続いている。コヒーレントな周期的電波放射は通常、回転している双極子磁場と対生成機構によって説明されるが、そのようなモデルでは、ゆっくりと回転しているそうした中性子星からの電波放射を予測するのは容易でなく、その電波放射は長い時間にわたって維持されない。一方、強い磁力を持つ単独の白色矮星は長い自転周期を持つと期待できるが、こうした電波源からの周期的でコヒーレントな電波放射は、まだ直接検出されていない。本論文で我々は、GPM J1839–10と名付けた、長周期(21分)の電波トランジェントの観測結果について報告する。そのパルスは、光度が2桁変動するとともに30〜300秒にわって持続し、準周期的な部分構造を持つ。我々は、この観測結果を契機として電波アーカイブを検索し、この電波源が少なくとも1988年から反復していることを見いだした。このアーカイブデータから、周期の変化率を< 3.6 × 10−13 s s−1に絞り込むことができた。この値は、単独の中性子星からの双極子電波放射を予測するあらゆる古典的な理論モデルのぎりぎり限界にある。

