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気候科学:温暖化に誘発される降雪率減少による極端な降雨の増幅

Nature 619, 7969 doi: 10.1038/s41586-023-06092-7

気候が温暖化すると極端な降水事象の強度が増大すると予測され、自然環境や建造環境における水の持続可能性に大きな難題をもたらす。極端な降雨(液体降水)は、直ちに雨水流出を引き起こすとともに洪水、地すべり、土壌浸食との関連から特に重要である。しかしこれまでのところ、極端な降水の激化に関する文献では、降水のフェーズ(すなわち液体降水と固体降水)は別々には検討されていなかった。今回我々は、気温が1°C上昇すると、北半球の高地における極端な降雨の増加が、平均して15%増幅されることを示す。これは、大気水蒸気の増加から予想される速度の2倍である。我々は、気候再解析データセットと将来のモデル予測を共に利用して、極端な降雨の増加の増幅が、温暖化に誘発される降雪から降雨への移行に起因することを示す。我々はまた、極端な降雨の予測におけるモデル間の不確かさが、降雪と降雨の分配の変化によってはっきり説明できる(決定係数0.47)ことを実証する。我々の知見によって、高地が、将来の極端降雨関連ハザードのリスクに対して脆弱な「ホットスポット」として特定され、そのため、潜在的リスクを緩和するロバストな気候適応計画が必要である。さらに、今回の結果から、極端な降雨の予測におけるモデルの不確かさを減らす道筋が得られる。

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