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古代DNA:アフリカ北西部の新石器時代はイベリアとレバントからの移民によって開始された

Nature 618, 7965 doi: 10.1038/s41586-023-06166-6

アフリカ北西部では、約7400年前に生活様式が狩猟採集から食料生産へと移行したが、何がこの変化を引き起こしたのかはいまだ不明である。考古学的データは、(1)ヨーロッパ新石器時代の農民移住者がアフリカ北部に新しい生活様式を持ち込んだ、あるいは(2)在来の狩猟採集民が技術革新を採り入れた、という相反する見方を支持している。後者の見方は考古遺伝学的データにも支持されている。今回我々は、9人のゲノム塩基配列を解読することにより(ゲノムカバー率は45.8~0.2倍)、終末期旧石器時代から中期新石器時代までのマグリブ地方に関して、重要な年代的・考古遺伝学的空白を埋めた。重要なことに、後期旧石器時代から終末期旧石器時代を経て一部のマグリブ新石器時代の農民集団までの、8000年にわたる集団の連続性と隔離が明らかになった。一方、最初期の新石器時代の状況で発見された遺骸は、大部分がヨーロッパ新石器時代の系統を示していた。我々は、農耕がヨーロッパからの移民によってもたらされ、その後在来の集団によって急速に採用されたと提案する。中期新石器時代にはレバントからの新たな系統がマグリブに現れ、これはこの地域での牧畜の到来と同時期であり、後期新石器時代にこれら3つの系統全てが混合した。今回の結果は、アフリカ北西部の新石器化における系統の変化を示しており、これはおそらく、他の地域で見られるものより多面的な過程で起こった、不均一的な経済的・文化的景観を反映していると考えられる。

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