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天文学:ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡による地球サイズの太陽系外惑星TRAPPIST-1 bからの熱放射

Nature 618, 7963 doi: 10.1038/s41586-023-05951-7

TRAPPIST-1(トラピスト-1)系は、その7個の惑星のサイズ、質量、密度、星からの加熱が、太陽系の岩石惑星である金星、地球、火星に類似していることから、注目が集まっている。トラピスト-1系の全ての惑星は、ハッブル宇宙望遠鏡やスピッツァー宇宙望遠鏡を用いた透過分光法で観測されているが、大気の特徴は検出されていないか、強く絞り込まれていない。トラピスト-1 bはこの系のM型矮星に最も近傍の惑星であり、地球が太陽から受ける放射の4倍の放射をこの星から受けている。星からのこの比較的大きな加熱は、その熱放射を測定できる可能性を示唆している。本論文で我々は、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)に搭載された中赤外観測機器のF1500Wフィルターを用いた、地球サイズの系外惑星トラピスト-1 bの二次食の測光学的観測の結果について報告する。我々は、5回の独立した観測で二次食を検出しており、その信頼水準は、全てのデータを組み合わせると8.7σであった。これらの測定結果は、この惑星の昼側半球のみが親星トラピスト-1の入射フラックスを再放射しているとすると最もよく一致する。最も単純な解釈は、親星からの放射を再分配する惑星大気がほとんどあるいは全く存在せず、二酸化炭素(CO2)などの検出可能な大気吸収も存在しないというものである。

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