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医学研究:米国の急性重症肝炎小児患者に見られるアデノ随伴ウイルス2

Nature 617, 7961 doi: 10.1038/s41586-023-05949-1

2022年8月の時点で、原因不明の小児の急性重症肝炎のクラスターが、米国を含む35カ国で報告されている。これまでの研究で、ヨーロッパと米国の患者の血液からヒトアデノウイルス(HAdV)が見つかっているが、このウイルスが原因であるかどうかは分かっていない。本研究で我々は、PCR検査、ウイルス濃縮ベースの塩基配列解読、特定のウイルスに限定しないメタゲノム塩基配列解読を用いて、2021年10月1日から2022年5月22日までのHAdV陽性症例16例からの試料を、対照群113例と並行して解析した。14症例中13例(93%)の血液でアデノ随伴ウイルス2(AAV2)塩基配列が検出されたのに対して、対照群では113例中4例(3.5%)、原因が明らかな肝炎患者では30例中0例だった(P < 0.001)。対照群では、HAdV41が、急性胃腸炎患者(肝炎なし)23例中9例の血液で検出されたが(糞便検査でHAdV陽性だった患者では9例中8例)、AAV2との重複感染が観察されたのは、これらの23例の対照患者では3例(13.0%)のみだったのに対し、症例群では93%だった(P < 0.001)。エプスタイン・バーウイルス、ヒトヘルペスウイルス6、エンテロウイスA71の少なくともどれか1つとの重複感染も14症例中12例(85.7%)で検出され、ヘルペスウイルスの検出率は症例群の方が対照群よりも高かった(P < 0.001)。我々の知見は、この疾患の重症度は、AAV2と1つ以上のヘルパーウイルスの重複感染と関連することを示唆している。

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