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進化学:Protomelissionはカンブリア紀の苔虫動物ではなく初期のカサノリ類藻類である

Nature 615, 7952 doi: 10.1038/s41586-023-05775-5

多様な動物門とそれらに関連するボディープランは、5億年以上前のカンブリア紀に起こった単一の爆発的進化事象に端を発している。群体性の「苔動物」である苔虫動物門はその例外であり、この生体鉱物化するクレードの説得力のある骨格は、カンブリア紀の地層では見つかっていない。これは一部に、苔虫動物である可能性のある化石が、他の動物群や藻類群のモジュール式骨格と識別し難いことが理由となっている。現時点で最も有力な候補は、リン酸塩化した微化石Protomelissionである。本論文で我々は、中国のXiaoshiba化石鉱脈で発見された、Protomelission様の大型化石の保存状態が極めて良好な非鉱物化構造について報告する。詳細な骨格構成と、「個虫の開口部」の考え得るタフォノミー的起源を合わせると、Protomelissionは最初期のカサノリ類緑藻類と解釈するのがより妥当であり、これは、カンブリア紀初期の群集において底生の光合成生物が果たした生態学的な役割を強調している。この解釈では、Protomelissionから苔虫動物のボディープランの起源に関する情報は得られず、有望な候補が増えてはいるものの、カンブリア紀の明白な苔虫動物は引き続き存在しないことになる。

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