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環境科学:湿潤熱帯における二次林や荒廃林の炭素シンク

Nature 615, 7952 doi: 10.1038/s41586-022-05679-w

気候変動、森林伐採、火災や伐採による荒廃のために、全球的に重要な炭素シンクである熱帯湿潤域の手付かずの原生林が減少している。現在、回復しつつある熱帯の二次林や荒廃林は、熱帯林面積の約10%を占めているが、どの程度の炭素を蓄積しているかはまだよく分かっていない。今回我々は、アマゾン、ボルネオ、中央アフリカの3つの主要な連続する熱帯湿潤地域にわたって、回復しつつある森林の地上炭素(AGC)シンクを定量化した。我々の分析は、人工衛星データに基づいて、主要な環境や人為起源の駆動要因による影響を受けた荒廃林や二次林の成長の不均一な空間的パターンや時間的パターンを網羅している。その結果、回復の最初の20年間で、ボルネオの再生速度は、中央アフリカより最大45%、アマゾンより最大58%高かったことが分かった。これは、気温、水不足、撹乱状況などの変数に起因する。我々は、再生しつつある荒廃林や二次林が、1984〜2018年に107 Tg C year−1(90~130 Tg C year−1)蓄積し、同時期の湿潤熱帯林の損失による炭素排出の26%(21~34%)を相殺したことを見いだした。従って、原生林の保護は優先事項である。さらに我々は、回復しつつある荒廃林や二次林の保護によって、調べた主な熱帯地域全体で53 Tg C year−1(44~62 Tg C year−1)という炭素シンクの能力を将来実現できると見積もった。

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