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神経科学:哺乳類大脳皮質における温度の細胞での符号化

Nature 614, 7949 doi: 10.1038/s41586-023-05705-5

温度は、接触とは別の基本的な感覚モダリティーで、温度専用の受容体チャネルと冷および温の一次求心性ニューロンがある。しかし、他のモダリティーと違い、皮質での温度の符号化については未解明で、無痛性の温度に応答する皮質ニューロンはほとんど報告がなく、「温度皮質」の存在も論議中である。今回我々は、マウスの前肢系で広視野2光子カルシウム画像化法を用いて、温度の低下または上昇に、はっきりした空間的・時間的応答特性を持って応答する皮質ニューロン群を特定した。一次体性感覚皮質には、冷の神経表現は見られたが温の表現は見られなかったのに対し、後部島皮質(pIC)には冷と温の表現が見られた。pICでの温度情報表現はロバストで、体部位対応的に配置されており、可逆的な操作によって、温度知覚に大きな影響が表れた。同じ一次元的な感覚軸に沿って位置してはいるものの、冷と温の符号化は、同調性の高いニューロンでも広いニューロンでも異なっていた。まとめると今回の結果は、pICに皮膚温度の一次皮質表現があることを示すもので、温度覚系が冷と温の感覚を作り出す仕組みの説明に役立つ可能性がある。

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