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天文学:JWST NIRISSによる系外惑星WASP-39bに関する初期公開科学プログラム
Nature 614, 7949 doi: 10.1038/s41586-022-05674-1
土星質量の系外惑星WASP-39bは、透過分光法を用いて大気特性を決定する広範な取り組みの対象となっている。しかし、こうした取り組みは、データの低い質に起因する、組成と雲の特性の間のモデリング縮退によって妨げられている。本論文では、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)に搭載された近赤外線撮像装置・スリットレス分光器(NIRISS)の単一天体スリットレス分光(SOSS)モードを用いて得られた、WASP-39bの透過スペクトルを報告する。このスペクトルは、波長範囲が0.6~2.8 μmで、いくつかの水の吸収帯やカリウム共鳴二重線、雲の痕跡などを示している。NIRISS/SOSSの精度と広い波長範囲によって、WASP-39bの雲の特性と大気組成の間のモデル縮退を解くことが可能になり、重元素の濃縮(「金属量」)が太陽の値の約10〜30倍で、酸素に対する炭素の比(C/O比)が太陽未満、酸素に対するカリウムの比(K/O比)が太陽と同程度かそれ以上というモデルが支持された。今回の観測結果はまた、惑星の明暗境界線を不均一に覆う、波長依存的で非灰色の雲によって最もよく説明される。

