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原子物理学:極性分子の電場結合共鳴
Nature 614, 7946 doi: 10.1038/s41586-022-05651-8
散乱共鳴は、極低温の原子や分子の相互作用を制御するのに不可欠なツールである。しかし、さまざまなプラットフォームで広く研究されてきた従来のフェッシュバッハ散乱共鳴は、2つの分子が近距離に接近した際に生じる速い損失のために極低温極性分子の大半には存在しないと予想されている。今回我々は、広範な極性分子において普遍的な新しいタイプの散乱共鳴を実証する。いわゆる電場結合(field-linked)共鳴は、マイクロ波ドレスト分子の散乱において、分子間ポテンシャルにおける安定した巨視的四量体状態に起因して生じる。我々は、極低温基底状態のナトリウム–カリウム分子間で2つの共鳴を特定し、それらのマイクロ波の周波数と偏波を用いて、ユニタリー極限から普遍領域のずっと下まで非弾性衝突レートを3桁調整した。この電場結合共鳴によって、弾性接触相互作用と双極子–双極子相互作用を独立して制御する調節つまみが得られ、我々はこれを熱化速度の変化として観測した。今回の結果から、極低温極性分子間の共鳴散乱の一般的な戦略が得られ、双極子超流動体や分子超固体の実現だけでなく、極低温多原子分子の構築への道が開かれる。

