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免疫学:自己免疫に関連付けられているT細胞受容体はHLA-B*27に結合したペプチドを認識する

Nature 612, 7941 doi: 10.1038/s41586-022-05501-7

ヒト白血球抗原B*27(HLA-B*27)は、脊髄と骨盤の炎症性疾患(強直性脊椎炎〔AS〕など)や目の炎症性疾患(急性前部ぶどう膜炎〔AAU〕など)と強く関連付けられている。HLA-B*27が疾患を促進する仕組みについては分かっていないが、考えられる機構の1つには、CD8+ T細胞への病原性ペプチドの提示が関わっている可能性がある。今回我々は、AS患者の血液と滑液のT細胞、そしてAAU患者の眼由来のT細胞から、疾患に関連したβ-chain variable region-complementary-determining region 3β(BV9–CDR3β)モチーフを発現するパブリックなオーファンT細胞受容体(TCR)を単離した。これらのTCRはα鎖可変領域(AV21)の一貫した鎖対合を示し、関節と眼でクローン増殖していた。次に、HLA-B*27:05の酵母ディスプレイペプチドライブラリーを用いて、AS由来TCRとAAU由来TCRを活性化する、共通の自己ペプチドと微生物ペプチドを見つけ出した。構造解析では、ペプチド–MHCに対するTCRの交差反応性は、自己抗原と微生物抗原の両方に存在し、BV9–CDR3β TCRと結合する共通の結合モチーフに根差していることが分かった。これらの知見は、微生物抗原と自己抗原がHLA-B*27関連疾患で病原性の役割を果たしていると考える仮説を裏付けている。

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