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気候変動の影響:塩性湿地の変化と炭素放出の全球のホットスポット

Nature 612, 7941 doi: 10.1038/s41586-022-05355-z

塩性湿地は、炭素隔離、海岸保護、海水準上昇(SLR)への適応、レクリエーションなどの生態系サービスを提供している。SLR、暴風雨、排出水、マングローブの侵食は、塩性湿地の損失をもたらす既知の要因である。しかし、全球の塩性湿地の広がりの変化の大きさと位置はよく分かっていない。今回我々は、2000〜2019年の人工衛星ランドサットの画像の全球的な系統的変化の分析を行って、塩性湿地生態系の損失、拡大、回復を定量化し、さらにブルーカーボン貯蔵に対するそうした変化の影響を見積もった。我々は、全球の塩性湿地の正味の損失は、シンガポールの面積(719 km 2)の2倍に相当し、2000年から2019年の損失速度は0.28% year−1であったことを示す。全球の正味の損失は、2000年から2019年で16.3(0.4~33.2:90%信頼区間)Tg CO2e year−1の放出と、0.045(−0.14~0.115)Tg CO2e year−1の炭素埋設の減少をもたらした。ロシアと米国におけるハリケーンと海岸浸食による塩性湿地の損失が64%を占めていた。今回の知見は、嵐やサイクロンの強化やSLRなどの気候変動に対する塩性湿地系の脆弱性を浮き彫りにしている。

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