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生態学:地球温暖化に伴う外温動物の高温障害発生速度の極端な上昇

Nature 611, 7934 doi: 10.1038/s41586-022-05334-4

温度は、外温動物のあらゆる生化学的過程の速度に影響を及ぼすことから、全球の気候が変動する中で、そうした動物の現在および将来の分布の決定に極めて重要である。今回我々は、許容温度範囲において、成長、恒常性、老化を維持する生物学的過程の速度は、1°C当たり7%上昇することを示す[活性化エネルギー(Ea)の中央値は0.48 eV;314種の1351件の速度データに基づく]。対照的に、高温ストレスをもたらす温度範囲では、高温障害発生速度の根底にある過程は温度感受性が極度に高く、高温障害は広範なタクソンにわたって1°C当たり100%以上増加することが分かった(Eaの中央値は6.13 eV;112種の123件の速度データに基づく)。高温障害発生速度のこうした極端な温度感受性は、予想されている熱波の頻度および強度の増大が、多くの外温動物種の熱死率を悪化させ、深刻で甚大な影響を及ぼし得ることを示唆している。この極端な温度感受性と予想されている全球的な最高温度の上昇とを組み合わせると、中程度の温暖化シナリオで、高温障害発生速度が2100年までに陸上生態系で774%、水界生態系で180%上昇すると予測された。この知見は、控えめな地球温暖化シナリオでさえ、潜在的な影響が過小評価されている可能性が高いことを示唆している。

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