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免疫学:長期間プライミングされた胚中心では親和性成熟とクローン移動が持続する
Nature 609, 7929 doi: 10.1038/s41586-022-05216-9
胚中心は抗体進化の原動力である。今回我々は、アカゲザルにおいて、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)のEnvタンパク質を免疫原としたプライミングの後に、追加免疫接種を行わずに長期間経過させることで、胚中心B(BGC)細胞が少なくとも6か月間持続することを示す。従来の免疫感作と比較して、この方法では10週目までにBGC細胞の186倍の増加が見られた。単一細胞転写プロファイリングから、胚中心の明領域状態と暗領域状態の両方が維持されていることが分かった。BGC細胞の抗体の体細胞高頻度変異は、29週間のプライミング期間を通じて蓄積し続け、選択圧の証拠が見られた。Envに結合するBGC細胞は、29週目でもベースラインの49倍であり、これらのBGC細胞がさらに長期間機能し続ける可能性が示唆された。1回の追加免疫接種後に、高力価のHIV中和抗体が生じた。完全に糖鎖修飾されたHIV三量体タンパク質は複雑な抗原であり、B細胞にはかなりの免疫優性チャレンジとなる。こうした長期にわたるプライミングの条件下で生じた記憶B細胞では、抗体の体細胞高頻度変異のレベルが高く、記憶B細胞と抗体の両方が非免疫優性エピトープを認識する可能性が高かった。多数のBGC細胞系譜の系統発生が6か月の胚中心期間を超えて起こることが分かり、さらなる抗原曝露なしに、少なくとも191日にわたって胚中心活性と選択が持続することが実証された。長期プライミング緩徐送達(12日間)免疫手法は、難しいワクチン標的に対して有望であり、抗体応答を最大にするために胚中心を調整するには時間をかけることが非常に重要である可能性を示唆している。

