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神経変性:FTLD-TDPのアミロイド原繊維はTDP-43ではなくTMEM106Bからなる

Nature 605, 7909 doi: 10.1038/s41586-022-04670-9

前頭側頭葉変性症(FTLD)は、アルツハイマー病、パーキンソン病に次いで3番目に多い神経変性疾患である。FTLDは、典型的には45~64歳で発症し、行動の変化や言語能力の進行性の低下を示す。その中でFTLD-TDPというサブタイプは、特定の臨床症状と、TAR DNA結合タンパク質(TDP-43)免疫活性を持つ病的ニューロン封入体が見られるという特徴がある。今回我々は、5つのサブクラスが知られているFTLD-TLDのうち4つのサブクラスを示す患者4人の脳からアミロイド原繊維を抽出し、クライオ電子顕微鏡を用いて構造を決定した。意外にも、調べた全てのアミロイド原繊維は、以前からFTLD-TLDの遺伝的リスク因子の1つとされてきたリソソームの膜タンパク質であるTMEM106B(transmembrane protein 106B)の135残基のカルボキシ末端断片からなっていた。また、TMEM106B原繊維に加えて、金免疫標識により、非原繊維性に凝集した多量のTDP-43が検出された。今回の観察結果により、FTLD-TLDがアミロイド原繊維と関連することと、その原繊維がTDP-43ではなくTMEM160Bからなることが確認された。

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