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分子生物学:細菌におけるリボソーム衝突はmRNA切断とリボソーム救済を誘導する
Nature 603, 7901 doi: 10.1038/s41586-022-04416-7
リボソーム救済経路は、停止したリボソームを再利用し、問題のあるmRNAや翻訳が中止されたタンパク質を分解のために標的としている。細菌では、救済経路が転写産物の途中で停止したリボソームと活発に翻訳しているリボソームを識別する仕組みは分かっていない。今回我々は、大腸菌(Escherichia coli)で遺伝学的スクリーニングを用いて、エンドヌクレアーゼ活性を持つ新しい救済因子を見いだした。SmrBが、停止したリボソームの上流でmRNAを切断することで、リボソーム救済因子tmRNA(切断されたmRNAに作用する)は上流側リボソームを救済できるようになる。SmrBはリボソームに動員されて、衝突によって活性化される。大腸菌と枯草菌(Bacillus subtilis)の衝突したダイソームのクライオ電子顕微鏡構造から、個々のリボソームや複合的なSmrB結合部位について、異なる配置と保存された配置が明らかになった。これらの知見は、細菌においてリボソームの衝突がリボソーム救済を引き起こす基盤的機構を明らかにしている。

