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免疫学:CD4+ CAR T細胞の持続を伴う10年に及ぶ白血病の寛解
Nature 602, 7897 doi: 10.1038/s41586-021-04390-6
腫瘍細胞を標的とするように再プログラム化されたTリンパ球の養子移入は、さまざまながんの治療法となる可能性が実証されてきた。しかし、注入された細胞の長期的な能力とクローン安定性については、ほとんど分かっていない。本研究では、2010年に完全寛解した2人の慢性リンパ性白血病患者において、長期持続するCD19再指向化キメラ抗原受容体(CAR)T細胞について調べた。CAR T細胞は注入後10年以上にわたって検出可能であり、両患者での寛解は持続していた。重要なことに、どちらの患者でも高度に活性化されたCD4+集団が出現し、その後の時点ではCAR T細胞集団の最も大きな部分を占めるようになった。この移行は、CAR T細胞のクローン構成の安定化に反映されており、そのレパートリーは少数クローンが大半を占めていた。単一細胞プロファイリングから、これらの長期持続性CD4+ CAR T細胞は、細胞傷害性の特性を示すとともに、機能的活性化と増殖が進行していることが明らかになった。さらに、縦断的プロファイリングにより、一方の患者で、ガンマデルタCAR T細胞集団が初期応答期にCD8+ CAR T細胞と共に著しく増殖したことが明らかになった。今回、これらの予期せぬCAR T細胞集団が特定されてその特性が明らかになったことから、白血病における抗がん応答や長期寛解に関連するCAR T細胞の特徴についての新たな手掛かりが得られた。

