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免疫学:SpeBはGSDMAを切断してピロトーシスを開始させる

Nature 602, 7897 doi: 10.1038/s41586-021-04384-4

ガスダーミンは、ヒトでは5つのポア形成タンパク質(GSDMA–GSDME)からなるファミリーであり、主に皮膚、粘膜、免疫センチネル細胞に発現している。ガスダーミンはまた、炎症性細胞死(ピロトーシス)の重要な実行因子であり、ピロトーシスでは免疫細胞が感染部位に誘導され、防御免疫が促進される。ガスダーミンの切断によって、ポア形成が開始する。GSDMB、C、D、Eを活性化するプロテアーゼは特定されているが、皮膚における主要なガスダーミンであるGSDMAが活性化される仕組みは分かっていない。化膿性連鎖球菌(Streptococcus pyogenes)は、A群連鎖球菌(GAS)としても知られ、皮膚の主要な病原菌であり、世界的に高い罹患率や死亡率の原因となっている。今回我々は、GASのシステインプロテアーゼである連鎖球菌性発熱性外毒素B(SpeB)毒力因子が、GSDMAをGln246の後で切断して、ピロトーシスを引き起こす活性なN末端断片を解放することで、角化細胞のピロトーシスが開始することを示す。Gsdma1を遺伝的に欠損させたマウスでは、GASに対する免疫応答が鈍化し、制御不能な細菌播種が起こり死亡した。GSDMAは、GAS SpeBのセンサーと基質の両方として、また、ピロトーシスを開始させるエフェクターとしても機能することから、宿主による認識と危険な微生物病原体の毒力制御のための単純な1分子機構が加わることになる。

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