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行動科学:メガスタディー法は応用行動科学のインパクトを向上させる

Nature 600, 7889 doi: 10.1038/s41586-021-04128-4

政策立案者は、市民の意思決定やその結果をどのように改善するか手掛かりを得るため、ますます行動科学に頼るようになっている。一般的に、異なる研究者は、異なる介入案を、異なる標本において、異なる時間間隔で、異なる結果を用いて検証する。こうした個別の研究では比較可能性が欠如しており、これによって政策への情報提供能力が制限されている。今回我々は、こうした制限に取り組み、新知見を加速させるためのメガスタディーについて報告する。メガスタディーとは、多くの異なる介入案の効果を、同一の集団において、同一の期間にわたり、同一の客観的に測定された結果で比較する、大規模な現場実験である。米国のあるフィットネスチェーンの会員6万1293人のフィジカルエクササイズを対象としたメガスタディーにおいて、米国15大学から参加した30人の研究者がいくつかの小規模なチームに分かれて作業し、エクササイズを勧める4週間のデジタルプログラム(これを介入とする)を計54種類考案した。その結果、これらの介入のうち45%が、毎週のジム通いを9%から27%へと有意に増加させ、最も成績の良い介入は、エクササイズを1回休んでもその後ジムに戻れば小さな報酬を提供するというものだった。これらの介入のうち、4週間の介入期間後にも有意で測定可能な行動変化をもたらしたものはわずか8%だった。介入期間中にエクササイズが増えた45%の介入を条件にすると、持ち越し効果が認められ、その大きさは以前の研究で測定されたものと比率的に近かった。公正な審査員による予想は、どの介入が最も効果的かを事前に予測することはできず、これは、多くの案を同時に検証することの意義、従って、メガスタディーが行動科学の証拠価値を高める可能性を浮き彫りにしている。

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