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構造生物学:ヒトのかゆみに関わるGPCRの構造と機能、薬理学的性質
Nature 600, 7887 doi: 10.1038/s41586-021-04126-6
受容体のMRGPRXファミリー(MRGPRX1–4)は、比較的最近進化したmas関連Gタンパク質共役受容体のファミリーの1つである。この中で、MRGPRX2とMRGPRX4は、かゆみとそれに関連するマスト細胞を介した過敏性反応の重要な生理学的及び病理学的メディエーターである。MRGPRX2は、マスト細胞でGiとGqの両方と共役している。今回我々は、Gi1およびGqの両方と共役したMRGPRX2三者複合体の、内因性ペプチドであるコルチスタチン14もしくは合成アゴニストであるプローブと結合して安定化された構造について報告し、MRGPRX2の強力なアンタゴニストであるプローブの開発について述べる。我々はまた、特異的なMRGPRX4アゴニストの1つについて報告し、MRGPRX4およびGqと複合体を形成したこのアゴニストの構造を明らかにした。まとめるとこれらの知見は、疼痛やかゆみ、マスト細胞が仲介する過敏症のための治療薬の構造に基づく開発を加速するだろう。

