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免疫学:若齢期の炎症は皮膚の2型ヘルパーT細胞–繊維芽細胞ニッチをプライミングする

Nature 599, 7886 doi: 10.1038/s41586-021-04044-7

若齢期の炎症は、末梢組織の局所的な免疫環境をプライミングする可能性があり、これによって疾患を防御したり、疾患に感受性になったりする免疫学的状態の持続的な変化が生じ得る。多くの非リンパ組織で免疫状態の変化を促す細胞機構や分子機構は、ほとんど分かっていない。今回我々は、マウスで、新生仔期の制御性T細胞の一過性の減少により誘導される、新生仔の期間限定的な炎症が、皮膚の皮下組織の調節不全を引き起こすことを見いだした。これには、独特の微小解剖学的ニッチ内での2型ヘルパーT(TH2)細胞選択的な蓄積が伴っていた。TH2細胞は、皮膚筋膜の繊維芽細胞集団[TH2相互作用筋膜繊維芽細胞(TIFF)と命名]との相互作用を介して成体期まで維持され、TIFFはTH2サイトカインに応答して増殖し、皮下の繊維帯を形成する。新生仔期の炎症によるTH2–TIFFニッチの活性化は、創傷に対して修復応答を変化させるよう皮膚をプライミングする。さらに、健康なヒト皮膚においてTIFF転写シグネチャーを発現する繊維芽細胞が特定され、このような細胞は、皮膚筋膜の炎症と繊維化を特徴とする希少疾患の好酸球性筋膜炎で高レベルに検出された。まとめるとこれらのデータは、これまで特定されていなかった皮膚でのTH2細胞ニッチの存在を明らかにしており、疾患に関連する繊維芽細胞集団の特徴を機能的に示している。これらの結果はまた、若齢期の炎症が適応免疫細胞と間質細胞間のネットワークを形成し、組織で免疫学的状態の設定を確立して、それが生涯にわたって維持されるという、免疫学的プライミングの機構を示唆している。

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