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気候科学:全球規模で解像された最終氷期極大期以降の表面温度

Nature 599, 7884 doi: 10.1038/s41586-021-03984-4

過去2万4000年にわたる気候の変化から、外部強制力に対する地球システムの応答について重要な知見が得られる。気候モデルシミュレーションと代理指標データによってそれぞれ、この重要な期間に関する研究が可能になっているが、両者の間では時として異なる結論が得られている。今回我々は、古気候のデータ同化を用いて両方の種類の情報を活用し、最終氷期極大期から現在までの表面温度の変化について、代理指標による制約を課した初めての全領域再解析の結果を200年の分解能で得た。我々は、過去2万4000年にわたる温度の変動が、氷床と温室効果ガスによる放射強制および海洋の鉛直循環と季節的日射量の変化の重ね合わせという2つの主要な気候メカニズムに関連付けられることを立証する。今回の結果は、これまでの代理指標に基づく再構築結果とは対照的に、前期完新世(約9000年前)以降、全球平均温度がわずかだが着実に約0.5°C上昇したことを示している。最近の温度変化と比較すると、今回の再解析結果は、現代の温暖化の速度と規模が共に、過去2万4000年の変化に比べて異常であることを示している。

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