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創薬:NS3–NS4Bの相互作用を標的とする全血清型デングウイルス阻害剤

Nature 598, 7881 doi: 10.1038/s41586-021-03990-6

デングウイルスは、毎年約9600万の症候性感染を引き起こしており、デング熱、あるいは時には重症型のデング出血熱を呈する。デング熱の予防あるいは治療に利用可能な抗ウイルス薬はない。今回我々は、非常に強力なデングウイルス阻害剤(JNJ-A07)について報告する。JNJ-A07は、既知の遺伝型と血清型の天然の遺伝的多様性を代表する21の臨床分離株のパネルに対して、ナノモルからピコモルの活性を示す。この分子は抵抗性に対して高い障壁を持ち、2つのウイルスタンパク質(NS3とNS4B)の間の相互作用を遮断することでウイルス複製複合体の形成を防止することから、これまでに報告されていない抗ウイルス作用機構を持つことが明らかになった。JNJ-A07は、薬物動態プロファイルが良好で、マウスの感染モデルにおいて、デングウイルス感染に対して非常に優れた有効性を示した。治療の開始をウイルス血症のピークまで遅らせても、ウイルス量が急速かつ顕著に減少した。現在、類似体の開発がさらに進められている。

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