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天文学:反復する高速電波バースト源のエネルギーの二峰分布
Nature 598, 7880 doi: 10.1038/s41586-021-03878-5
反復する高速電波バースト(FRB)の発生率、エネルギー分布、時間領域の挙動には、物理的な特性や中心部のエンジンに関する重要な情報が含まれているが、これらはまだ知られていない。FRB 121102は、初めて正確に位置を特定された放射源として広く観測されており、経時的なバーストの非ポアソン的なクラスタリングと、べき乗のエネルギー分布を示す。しかし、エネルギー分布の暗い側の端への広がりは明らかになっていなかった。今回我々は、47日間にわたり計59.5時間で、独立したバーストを1652回検出したことを報告する。バースト発生率のピークは1時間当たり122回だった。等方性の実効エネルギー分布のピークは、1.25 GHzで約4.8 × 1037 ergで、それ以下ではバーストの検出が抑制されることが明らかになった。バーストのエネルギー分布は二峰性で、対数正規関数と一般化コーシー関数の組み合わせによってうまく特徴付けられる。1時間に発生するバーストの多さによって、1 msから1000 sの周期性の高感度な探究が可能になる。周期性も準周期性も検出されないことから、単一の自転するコンパクト天体が関与するモデルに疑問が投げ掛けられた。また、バーストの高い発生率は、FRBが高い輻射効率で生じるはずであることを示唆しており、これは、大きなエネルギーを要したり不自然な誘発条件を伴ったりする放射機構を支持しない。

