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特集:BICCN:マウス一次運動皮質の細胞レベルの解剖学

Nature 598, 7879 doi: 10.1038/s41586-021-03970-w

脳機能の理解に向けた必須のステップは、分子、細胞、回路、システムにわたるマルチスケールのデータセットを統合・解釈できる、細胞レベルの分解能を持つ構造的枠組みを確立することである。今回我々は、BRAINイニシアチブ細胞センサスネットワーク(BRAIN Initiative Cell Census Network;BICCN)の一環として、マウス一次運動皮質の上腕担当領域(MOp-ul)を脳構造の一例に選び、その包括的な細胞タイプベースの解剖学的描写を導き出した。遺伝子標識とウイルス標識、塩基配列解読で得られたバーコード化された解剖学、単一ニューロンの再構成、全脳画像化、クラウドベースの神経情報学的手法を併用して、MOp-ulを三次元で描写し、その層内構成を精細化した。また、MOp-ulで約20の投射ニューロンタイプを定義して、その入出力結線図を導き出した。これらは、将来の運動制御回路の分子、細胞、システムレベルの解析を容易にするだろう。今回の研究は、哺乳類の脳構造を細胞レベルの分解能で包括的に描写するためのロードマップとなる。

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