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遺伝学:英国バイオバンクの28万1104例のエキソームにおける、まれなバリアントのヒト疾患への寄与
Nature 597, 7877 doi: 10.1038/s41586-021-03855-y
ゲノム規模関連研究によって、ヒト疾患と関連したありふれたバリアントが数千も見つかっているが、まれなバリアントのありふれた疾患への寄与については、まだあまり調べられていない。英国バイオバンクには、約50万人の参加者についての医療記録に連結された詳細な表現型データが含まれており、まれな変異が幅広い一連の形質に及ぼす影響を評価するための前例のない機会を提供している。今回我々は、英国バイオバンクのヨーロッパ系の参加者26万9171人に由来するエキソーム塩基配列データを用いて、まれなタンパク質コードバリアントと、1万7361の二値表現型および1419の量的表現型との間の関連性を調べた。遺伝子ベースの集約法による解析(collapsing analysis)から、二値形質に対して、統計的に有意な1703の遺伝子–表現型間の関連が明らかになった(オッズ比の中央値は12.4)。さらに、これらの関連の83%は単一バリアント関連試験では検出されず、これは、対立遺伝子不均一性の高い状況での、遺伝子ベースの集約法による解析の検出力を強調している。遺伝子–表現型関連はまた、機能喪失を介した形質や承認薬の標的でも著しく濃縮されていた。さらに我々は、英国バイオバンクのアフリカ系、東アジア系、南アジア系の参加者1万1933人に由来するエキソーム塩基配列データを用いて、集約法により、祖先特異的な解析と汎祖先的な解析を行った。得られた結果は、まれなバリアントがありふれた疾患に大きく寄与していることを示している。要約統計データは、インタラクティブポータルで公開されている(http://azphewas.com/)。

