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天文学:銀河への流入ガスの枯渇による星形成の停止

Nature 597, 7877 doi: 10.1038/s41586-021-03806-7

宇宙の年齢が30億歳になる頃には、大質量銀河の半数で星形成が停止していた。少なくともいくつかの場合では、分子ガスの量が非常に少ないことが原因であるようだが、他の場合では、ガス形状の安定化、中心の超大質量ブラックホールへの降着に伴う衝撃波加熱や活動も考えられている。ガスの枯渇による星形成の停止を論じている以前の研究は、これを確実に判定するには感度の足りない上限値か、平均化するには問題のあるスタックされた放射に基づいたものである。今回我々は、星形成が停止した、最大30倍まで増光した6つの強い重力レンズ銀河からの塵の放射を、波長1.3 mmで観測した結果について報告する。6つの銀河のうち4つでは塵の放射が検出されず、推定される塵質量の上限は恒星質量の0.0001倍、代理指標(天の川銀河の塵に対する分子ガスの比を仮定する)によると分子ガスでは恒星質量の0.01倍であった。これは、同程度の赤方偏移にある星形成銀河で観測される単位恒星質量当たりの分子ガス量より2桁少ない。今回の小規模なサンプルから外挿するのはまだ難しいが、これらの観測結果は、高赤方偏移銀河の一部ではガスの枯渇が星形成の停止の原因であることを立証している。

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