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免疫学:神経-間葉系ユニットは脳–脂肪回路を介してILC2と肥満を制御する

Nature 597, 7876 doi: 10.1038/s41586-021-03830-7

交感神経のニューロンと免疫細胞からのシグナルは、脂肪細胞を調節することで、脂肪組織の生物学的性質に寄与している。最近、神経系と免疫系の間の相互作用が、宿主防御と炎症の重要な調節因子であることが明らかになってきた。それにもかかわらず、神経細胞と免疫細胞が脳–体軸で協調的に働き、代謝や肥満を調整するのかどうかは不明である。今回我々は、脳–脂肪回路を介して2型自然リンパ球(ILC2)、脂肪組織の生理、代謝、肥満を制御する神経-間葉系ユニットについて報告する。生殖腺脂肪では、交感神経終末がβ2アドレナリン受容体を介して隣接する脂肪間葉系細胞に作用し、グリア細胞由来神経栄養因子(GDNF)の発現とILC2の活性を制御することが明らかになった。そこで、GDNF受容体装置をILC2自律的に操作したところ、ILC2機能、エネルギー消費、インスリン抵抗性、肥満傾向に変化が生じた。逆行性追跡や、化学的、外科的、化学遺伝学的な操作により、生殖腺脂肪でILC2を調節し、視床下部の室傍核などの高次脳領域に接続する交感神経系の大動脈腎神経回路が特定された。我々の結果は、長距離の神経回路からの合図を脂肪常在型のILC2機能に変換し、その結果として宿主の代謝と肥満を形成する神経-間葉系ユニットを明らかにしている。

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