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環境科学:基盤岩に蓄えられた水の木本による広範な利用

Nature 597, 7875 doi: 10.1038/s41586-021-03761-3

過去数十年にわたる野外調査によって、木本が基盤岩の細孔や割れ目から大量の水を利用できることが示されてきた。基盤岩に蓄えられた水が、土壌の水分と同様に、植物が利用できる重要な水源になっているとすれば、水循環と炭素循環に関する概念的パラダイムを見直して、基盤岩の特性と過程を組み込む必要があるだろう。今回我々は、分散された公開データセットを用いて、米国本土全域における基盤岩に蓄えられた水の蒸散への寄与の下限を見積もった。その結果、米国本土全域の基盤岩の水の使用に関する時空間的パターンから、木本が蒸散のために基盤岩の水分を広範に利用していることが示された。植物は、多様な気候とバイオームにわたって、極端な干ばつ条件の時期だけでなく日常的に基盤岩の水を利用していることが分かった。米国カリフォルニア州では、年間ベースの基盤岩の水の蒸散量が、人工貯水池に蓄えられている水量を上回っており、基盤岩の水を利用する木本植生は、この州における地上炭素貯蔵量の50%以上を占めていた。今回の知見は、植物は一般的に、地下水ではなく基盤岩から岩石の水分を利用しており、土壌水分と同様に、岩石水分は陸域の水循環と炭素循環の重要な要素であることを示している。

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