Review
ナノスケール材料:ファンデルワールス・ポラリトンを用いた界面ナノ光学
Nature 597, 7875 doi: 10.1038/s41586-021-03581-5
ポラリトンは、物質と光子のハイブリッド励起である。ファンデルワールス・ナノ材料中のポラリトンは、ファンデルワールス・ポラリトンと呼ばれ、近年、可視光からテラヘルツ波のスペクトル領域にわたってナノスケールの光の流れを誘導するのに大いに有望であることが示されている。こうした原子レベルの薄さのファンデルワールス・ナノ材料に支えられて、光と物質の強い相互作用の、ポラリトンの形での操作に基づく活発な研究分野が、先進的なナノフォトニクスやオプトエレクトロニクスへの用途向けに浮上している。本論文で我々は、屈折光学、メタ光学、モアレ工学などの界面光学の、ファンデルワールス・ポラリトンの制御への利用の最先端について概説する。このナノスケールでのファンデルワールス・ポラリトン制御の向上によって、多くの新しい現象が明らかになっただけでなく、こうした向上に触発されて、ナノ撮像、センシング、オンチップ光回路への新たな道筋を含む重要な用途がいくつも生み出されており、そうした用途は今後さらに増える可能性がある。

