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惑星科学:降着を受けている若いスーパージュピターの13COに富んだ大気

Nature 595, 7867 doi: 10.1038/s41586-021-03616-x

同位体存在比は、天文学や惑星科学において重要な役割を果たしており、太陽系の起源と進化、星間化学、恒星の元素合成などに関する知見をもたらす。重水素/水素の比とは対照的に、炭素同位体比は太陽系内で概ね一定(約89)であることが分かっているが、銀河のスケールでは大きなばらつきがあり、現在の近傍の星間物質における12C/13Cのアイソトポログ(同位体置換分子種)比は約68である。分子雲や原始惑星系円盤では、氷やガスの分配、低温の同位体イオン交換反応、同位体の選択的な光解離によって、12CO/13COの比が変化することがある。本論文では、降着を受けている若いスーパージュピターTYC 8998-760-1 bの大気における、13COの6σを超える統計的有意性での観測結果について報告する。この惑星の大気の温度構造、化学組成、スペクトル較正の不確かさの周辺化から、31+17−10(信頼水準90%)という12CO/13COの比が示唆され、これは、地球の標準値や近傍の星間物質の値に比べて13Cがかなり濃縮されていることを示している。TYC 8998-760-1 bは現在、親星から160天文単位以上離れた位置にあり、これはCOの雪線よりはるかに遠いことから、我々は、この惑星ではその炭素のかなりの部分が、分別を通して13Cに富んだ氷から降着したと推測する。

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