Perspective
計算社会科学:計算社会科学における説明と予測の統合
Nature 595, 7866 doi: 10.1038/s41586-021-03659-0
計算社会科学は、単なるデジタルデータの大規模リポジトリや、それらを構築・解析するために必要な計算方法以上のものである。計算社会科学はまた、科学に関する考え方ややり方の違う異なる分野の収束でもある。本論文の目的は、こうした手法が互いにどのように異なるかをある程度明確にし、それらをどうすれば生産的に統合させられるかを提案することである。これに向けて、我々は2つの貢献を行う。1つ目は、研究がどの程度説明的で因果効果の特定と推定に重点を置いたものであるかと、結果予測の検証をどの程度検討しているかという、2つの側面から研究活動を考えるスキーマであり、これら2つの優先事項が互いに競合するのではなく、いかに補完し合えるかを示す。2つ目の貢献は、計算社会科学者が予測と説明の組み合わせにより注意を向けるよう提唱するもので、我々はこれを統合モデル化と呼び、これを実現するためのいくつかの実践的な提案について概説する。

