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免疫学:腸にライセンスされたIFNγ+ NK細胞はLAMP1+TRAIL+の抗炎症性アストロサイトを誘導する
Nature 590, 7846 doi: 10.1038/s41586-020-03116-4
アストロサイトは中枢神経系(CNS)に多く存在し、重要な恒常性維持機能や疾患促進性機能を有するグリア細胞である。しかし、アストロサイトの恒常的な抗炎症活性やその調節についてはほとんど知られていない。今回我々は、マウスにおけるハイスループットフローサイトメトリースクリーニング、単一細胞RNA塩基配列解読、CRISPR–Cas9による細胞特異的in vivo遺伝的摂動を用いて、リソソームタンパク質であるLAMP1と細胞死受容体リガンドであるTRAILを発現するアストロサイトのサブセットを特定した。このLAMP1+TRAIL+アストロサイトは、TRAIL–DR5シグナル伝達を介してT細胞のアポトーシスを誘導することで、CNSにおける炎症を抑制する。恒常的な条件下では、アストロサイトでのTRAILの発現は、髄膜のナチュラルキラー(NK)細胞が産生するインターフェロンγ(IFNγ)によって促進され、このIFNγ発現は腸のマイクロバイオームによって調節される。炎症の状況下では、アストロサイトでのTRAILの発現は、T細胞とミクログリアが産生する分子によって抑制される。まとめると、LAMP1+TRAIL+アストロサイトはT細胞のアポトーシスを誘導することによってCNSの炎症を制限しており、このアストロサイトのサブセットは、腸のマイクロバイオームによってライセンスされた髄膜のIFNγ+ NK細胞によって維持されることが明らかになった。

