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微生物学:原核生物のビペリンはさまざまな抗ウイルス分子を産生する

Nature 589, 7840 doi: 10.1038/s41586-020-2762-2

ビペリン(viperin)は、動物で保存されているインターフェロン誘導性細胞タンパク質である。ビペリンは多数のウイルスの複製を阻害することがこれまでに示されているが、これはビペリンによって、リボヌクレオチドである3′-デオキシ-3′,4′-ジデヒドロ(ddh)-シチジン三リン酸(ddhCTP)が産生され、ddhCTPがウイルスのRNAポリメラーゼの連鎖反応停止因子として機能するためである。今回我々は、真核生物のビペリンが、細菌やアーキアのファージ感染を防ぐタンパク質のクレードに由来することを示す。原核生物のビペリンは、ddhCTP、ddh-グアノシン三リン酸(ddhGTP)、ddh-ウリジン三リン酸(ddhUTP)など、一連の修飾リボヌクレオチドを産生する。さらに、原核生物のビペリンがウイルスのポリメラーゼ依存性転写を阻害してT7ファージ感染を防ぐことが分かり、原核生物のビペリンが動物のビペリンと同様の抗ウイルス作用機構を持つと示唆された。我々の結果から、細菌の免疫系によって産生される有望な抗ウイルス天然化合物のクラスが明らかになった。

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