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免疫学:ガラクトサミノガラクタンはインフラマソームを活性化し宿主防御に働く

Nature 588, 7839 doi: 10.1038/s41586-020-2996-z

インフラマソームは、病原体関連分子パターン(PAMP)などの多様な刺激に応答して活性化される自然免疫防御の重要な見張り役である。インフラマソームの活性化は、免疫が低下した患者の主要な健康問題であるアスペルギルス症に対して宿主防御を担っている。しかし、インフラマソームの活性化を引き起こすアスペルギルス属菌類Aspergillus fumigatusのPAMPは知られていない。今回我々は、A. fumigatusの多糖であるガラクトサミノガラクタン(GAG)が、NLRP3インフラマソームを活性化するPAMPであることを示す。GAGのリボソームタンパク質への結合は、細胞の翻訳装置を阻害し、これによってNLRP3インフラマソームが活性化された。GAGのガラクトサミン部位がリボソームタンパク質に結合することで、細胞の翻訳を阻害し、NLRP3インフラマソームの活性化を引き起こした。GAGを欠損したA. fumigatus変異体(Δgt4c)は、マウスにおいてインフラマソームの保護的活性化を誘導せず、この株では病原性の増強が見られた。さらにGAGの投与は、インフラマソーム依存的にデキストラン硫酸ナトリウムによって誘導される大腸炎からマウスを保護した。このように、リボソームはこの菌類PAMPの感知と自然免疫応答の活性化を結び付けている。

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