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生態学:全球の人工物の質量が全ての生物量を上回る

Nature 588, 7838 doi: 10.1038/s41586-020-3010-5

人類は今や、地球の表面を形作る支配的な力となっている。そこで、人間活動で生産される物質の総量が自然界の生物量と比較してどれほどであるのかという疑問が生じている。今回我々は、人工物の質量[「人為起源物質量(anthropogenic mass)」とする]を定量化し、それを、地球上の全ての生物量(現在約1.1テラトンに相当する)と比較した。その結果、地球は今まさに交差点に位置しており、2020(±6)年に、近年ほぼ20年ごとに倍増してきた人為起源物質量が全球の生物量を上回ることが明らかになった。平均すると、地球上の全ての人間は毎週、1人当たり自身の体重以上の人為起源物質量を生み出している。人間活動のこうした定量化によって、人新世という人類が招いた時代に関して、質量に基づく定量的で象徴的な特徴付けが得られた。

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