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天文学:銀河系ハローにおける大規模なX線バブルの検出

Nature 588, 7837 doi: 10.1038/s41586-020-2979-0

銀河系のハローは、銀河形成のモデルによって予測されている、衝撃波を受けた高温ガスの特徴を調べるための実験室となる。銀河系の中心核でのかつての活動から、ハローにエネルギーが注入されたことを示す観測証拠が得られているが、このエネルギーの起源(星形成か超大質量ブラックホールの活動)は定まっておらず、中心核の構造と大規模な特徴の間の因果関係は明確には立証されていない。本論文では、銀河系中心の上下約14キロパーセクに広がり、北極スパーに似た南天の構造を含む、軟X線を放射するバブルについて報告する。このバブルの鮮明な境界は、無衝突性で無放射の衝撃波を示しており、このバブルが局所的な超新星の残骸ではなく、γ線で観測される特徴と密接に関係する銀河系規模の巨大な構造の一部であるという考え方を裏付けている。銀河系中心からの大量のエネルギーの注入が、γ線バブルとX線バブルの両方の原因である可能性が最も高い。X線バブルのエネルギーは約1056 ergと見積もられ、これは、銀河系の周辺物質の構造、エネルギー量、元素供給(chemical enrichment)に摂動を与えるのに十分である。

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