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生物工学:発生エンハンサーの高密度で多面発現的な調節情報

Nature 587, 7833 doi: 10.1038/s41586-020-2816-5

遺伝子調節の変化は、多くの表現型進化の基盤である。しかし、調節の進化の可能性に関する我々の理解は偏っており、その理由は、ほとんどの証拠が自然の多様性か限られた実験的撹乱のいずれかから得られているためである。今回我々は、自動化されたロボット工学的パイプラインを用いて、キイロショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)において発生エンハンサーについての偏りのない変異ライブラリーを調べた。その結果、ほぼ全ての変異が遺伝子発現を変化させること、また遺伝子発現のパラメーター(レベル、位置、状態)が相互に関連していることが分かった。ほとんどの変異の広範な多面発現効果は、発生エンハンサーの進化可能性を制限する可能性がある。これらの観察と一致して、さまざまなショウジョウバエの幼虫の比較から、エンハンサーによる影響を受ける表現型に明らかな偏りがあることが明らかになった。発生エンハンサーは、これまでに認識されていたよりも高密度の調節情報をコードしている可能性があり、調節の進化を制約していると思われる。

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