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構造生物学:ヌクレオソームに結合したDNAメチルトランスフェラーゼDNMT3AとDNMT3Bの構造

Nature 586, 7827 doi: 10.1038/s41586-020-2747-1

de novo型DNAメチルトランスフェラーゼ(DNMT)3Aと3BによるCpGメチル化は、哺乳類の発生と分化に必須であり、がんではこれが調節異常となっていることが多い。これら2つのDNMTはヌクレオソームに選択的に結合するが、ヌクレオソームコアの周りに巻き付いているDNAをメチル化することはできず、配置されたヌクレオソームのリンカーDNAを選んでメチル化する。今回我々は、触媒活性を持つDNMT3A2と触媒活性のない補助サブユニットDNMT3B3、それにリンカーDNAが側面に位置するヌクレオソームコア粒子が作る三重複合体のクライオ電子顕微鏡構造を示す。補助サブユニットDNMT3B3のcatalytic-likeドメインは、ヌクレオソームコアの酸性パッチに結合していて、DNMT3A2がリンカーDNAに結合するように方向を決めている。この配置の立体的制約から、de novoメチル化が起こるためには、ヌクレオソームDNAがヌクレオソームコアに対して動かなくてはならないと考えられる。

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