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生態学:ニューギニアには世界で最も豊かな島嶼植物相が存在する
Nature 584, 7822 doi: 10.1038/s41586-020-2549-5
ニューギニアは世界最大の熱帯の島であり、数百年にわたって博物学者たちを魅了してきた。地球上でも有数のよく保存された生態系と、マングローブ林から熱帯高山草原まで、アジア太平洋地域でも類を見ない手付かずの生態学的勾配を有するこの島は、生物多様性および文化多様性の中心地として世界的に認められている。しかし、ニューギニアの維管束植物多様性の全体について厳密な目録を作成しようとする試みは、これまで行われてこなかった。本論文では、ニューギニアの本島および周辺島嶼の維管束植物に関して、我々の知る限り初めての、専門家によって確認されたチェックリストを提示する。このチェックリストは一般に公開されていて、264科、1742属、1万3634種(68%が固有種)が収載されており、これはニューギニアが世界で最も植物相多様性の高い島であることを示唆している。このデジタル時代において、各分野の多数の専門家の知識はチェックリストの作成に不可欠である。というのも、インターネット上の分類学的情報資源のみに依拠していたなら、種数はこれより22%多くなっていたからだ。新種の発見には頭打ちの兆候がまるでなく、我々はこの「最後の未知なる世界」で植物学的研究を推進するための方策について検討する。

