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考古学:北米大陸への最初の人類到達の時期と影響
Nature 584, 7819 doi: 10.1038/s41586-020-2491-6
南北アメリカ大陸での人類の定着は、人類の地球全域への分散における重大な事象を示している。しかし、この分散が起こった時期およびその過程に関してはいくつも疑問が残されており、南北アメリカ大陸の最初の居住者は、溝のある独特な尖頭器を特徴とする石器複合であるクローヴィス伝統と関係していたと示唆する、以前受け入れられていた「クローヴィス・ファースト」と呼ばれるモデルはその後事実上棄却されている。今回我々は、北米およびベーリンジアの42の考古学的遺跡から得られた年代測定データを、ベイズ推定による年代モデリング法を用いて解析し、得られた年代的枠組みを用いて人類の分散の時空間的パターンを明らかにした。さらに、これらのパターンを利用可能な遺伝学的証拠および気候の証拠と統合した。その結果、人類はおそらく、最終氷期極大期(約2万6500~1万9000年前)の以前、その期間、そしてその直後に北米大陸に存在していたが、より広範な居住が始まったのは、急激な温暖化が見られたグリーンランド亜間氷期1(紀元2000年の約1万4700~1万2900年前)の間であったことが示された。また、ベーリンジア、クローヴィス、西部有茎(Western Stemmed)の文化伝統がほぼ同時に始まり、これらの時期がそれぞれ、絶滅した18属の動物相が発見されている最後の年代と重なることが明らかになった。今回の解析結果は、北米各地における人類の広範な拡大が大型の陸生哺乳類の絶滅において重要な要因であったことを示唆している。

