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地球科学:収束プレート境界において山岳の高さを制御する巨大逆断層のせん断力
Nature 582, 7811 doi: 10.1038/s41586-020-2340-7
力学的に維持され得る山脈の高さは、収束プレート境界断層(巨大逆断層)に沿ったせん断力によって決まる。しかし、山脈の真の高さと、テクトニクスによって支えられているこの高度が一致しているかどうかは、議論の的になっている。特に、気候に依存する侵食過程は、山岳の高さを一次的に制御していると仮定されることが多いが、この仮定の検証はいまだ難しい。今回我々は、活動的な巨大逆断層に沿ったせん断力を、それらの巨大逆断層のレオロジー特性を用いて絞り込み、次に力の釣り合いモデルを用いてテクトニクスによって支えられる高度を決定した。その結果、全球の山脈の高さは、気候条件や侵食速度に関係なく、この高度と一致することが明らかになった。この知見は、山脈は力の平衡状態に近く、その高さは主に巨大逆断層のせん断力によって制御されていることを示している。我々は、山岳の高さの時間的変化は力の釣り合いの長期的な変化を反映しているものの、山岳の高さに対する気候の直接的な制御を示すものではないと結論付ける。

