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遺伝学:フィンランド人の隔離集団のエキソーム塩基配列解読は、まれなバリアントの関連の検出力を高める
Nature 572, 7769 doi: 10.1038/s41586-019-1457-z
エキソーム塩基配列解読研究は通常、複雑な形質に大きな影響を及ぼす有害な対立遺伝子の特定に関しては、そうした遺伝子の大半がまれであるために、検出力が不十分である。フィンランドの北部と東部の集団は、一連のボトルネックの後に、隔離された状態で著しく拡大しており、これらの集団の個体には多数の有害な対立遺伝子が比較的高頻度で存在する。今回我々は、これらの地域の約2万人のフィンランド人についてエキソーム塩基配列解読を行い、得られたデータを用いて、臨床に関連する循環代謝の量的形質におけるまれなコーディングバリアントの役割を調べた。64の量的形質についてのエキソーム規模関連研究から、関連する有害な26の対立遺伝子が新たに見つかった。これら26の対立遺伝子のうち19は、フィンランド人に固有、もしくはフィンランド人において他のヨーロッパ人より20倍以上頻度が高く、フィンランド人集団に特徴的なメンデル遺伝性疾患の変異と同等の地理的な集中が見られた。こうした特有の歴史を持たない集団の塩基配列解読研究で今回と同等の関連検出力を得るには、数十万人から数百万人の参加者が必要になると推定される。

