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天体物理学:大質量銀河に位置を定められた高速電波バースト

Nature 572, 7769 doi: 10.1038/s41586-019-1389-7

銀河系のはるかかなたに由来する、継続時間がミリ秒の強力で爆発的な電波放射[高速電波バースト(FRB)と名付けられた]が、検出されている。それらの分散度は、銀河系の星間物質の中だけを通って伝播してきた場合に予測される値よりも大きく、銀河系外の起源を示しており、銀河間物質やおそらく他の銀河の寄与を示唆している。こうした高速電波バーストの放射源に関してはいくつかの説が存在するが、強度や継続時間、時間的な構造は、強く磁化したプラズマからのコヒーレントな放射を示唆している。こうしたバーストのうち2つは反復が観測されており、1つの反復高速電波バースト(FRB 121102)の位置は、宇宙論的赤方偏移が0.19の矮小銀河の最も大きな星形成領域に特定されている。しかし、これまでに反復が確認されていない高速電波バーストの母銀河と距離は、まだ特定されていない。反復する放射源とは異なり、こうした事象は、秒角の精度での位置決定に十分な空間分解能を持つ干渉計を用いて、発見時に観測されていなければならない。本論文では、赤方偏移が0.66の単一の大質量銀河を含む数秒角の領域に、高速電波バースト(FRB 190523)の位置を特定したことについて報告する。この銀河はFRB 121102の母銀河と比べて、質量が1000倍で、比星形成率(星形成率を質量で割ったもの)は100分の1である。

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