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電子デバイス:ハイブリッド型Tianjicチップ・アーキテクチャーを用いた汎用人工知能に向けて
Nature 572, 7767 doi: 10.1038/s41586-019-1424-8
汎用人工知能(AGI)を開発する一般的な方法には、コンピューター科学指向と神経科学指向の2つがある。これらの2つの方法は、定式化と符号体系が根本的に異なるため、互換性のない別個のプラットフォームに頼っており、このことがAGIの開発が遅れる要因となっている。主流となっているコンピューター科学に基づく人工ニューラルネットワークにも、神経科学に基づくモデルやアルゴリズムにも対応できる汎用プラットフォームが大変望まれている。今回我々は、この2つの方法を統合してハイブリッド型の相乗的プラットフォームを実現させる、Tianjicチップについて報告する。Tianjicチップは、メニーコアアーキテクチャー、再構成可能な構成要素、ハイブリッド型符号体系を用いる合理化されたデータフローを採用しており、コンピューター科学に基づく機械学習アルゴリズムに対応できるだけでなく、脳型回路や数種の符号体系も容易に実装できる。我々は、チップを1個だけ用いて、無人自転車システムにおいて汎用アルゴリズムと複数のモデルの同時処理を実証し、リアルタイム物体検出、追従、音声制御、障害物回避、バランス制御を実現した。今回の研究は、より汎用的なハードウエアプラットフォームへの道を開くことによって、AGI開発を促進すると予想される。

