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発生生物学:ゲノム–ラミナ間相互作用は、マウス初期胚ではde novoに確立される

Nature 569, 7758 doi: 10.1038/s41586-019-1233-0

哺乳類では、受精後の全能性の出現にはゲノムの空間的配置の大規模な再編成が関わっている。しかし、発生プログラムの調節へのゲノムの空間的編成の関わりについては分かっていない。今回我々は、マウスの着床前胚を使って、ゲノムと核ラミナ(核内膜の内側を覆う繊維状の網目構造)との相互作用の高分解能マップを作製した。核の編成状態は母系生殖細胞系列から受け継がれるのではなく、受精直後にde novoに確立されることが明らかになった。親由来の2つのゲノムは、特徴が異なる複数のラミナ関連ドメイン(LAD)を確立し、これらは8細胞期を過ぎるとまとまっていく。LAD確立の機構はDNA複製とは無関係であることが分かった。接合子での父系LADの形成はKdm5bの異所性発現によって妨げられることが明らかになり、これはLADの確立がH3K4メチル化のリモデリングに依存している可能性を示唆している。我々のデータからは、初期のLAD形成はトポロジカル関連ドメイン(TAD)の集合に先立って起こるという段階的な組み立てモデルが考えられる。

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