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医学研究:小分子イオンチャネルは嚢胞性繊維症の気道上皮において宿主防御を増強する
Nature 567, 7748 doi: 10.1038/s41586-019-1018-5
嚢胞性繊維症膜貫通調節タンパク質(CFTR)の機能喪失変異は、嚢胞性繊維症の患者において、上皮のHCO3−とCl−の分泌を損なわせ、気道表面液のpHを低下させ、呼吸器系の宿主防御を減弱させる。本研究では、嚢胞性繊維症患者に由来する培養気道上皮において、非選択的イオンチャネルを形成する小分子であるアンホテリシンBを頂端側に加えると、HCO3−分泌が回復し、気道表面液のpHが増大することを報告する。これらの効果には基底外側のNa+,K+-ATPアーゼが必要で、これは、頂端側のアンホテリシンBチャネルが、陰イオン分泌を駆動するこの因子と機能的に接していることを示している。アンホテリシンBはまた、さまざまな変異(CFTRを産生しないものも含む)を原因とする嚢胞性繊維症患者に由来する気道上皮の初代培養においても、気道表面液のpH、粘度、抗菌活性を回復させ、in vivoでCFTRヌルのブタにおいて気道表面液のpHを増大させた。従って、非選択的な小分子イオンチャネルは、CFTR非依存的な、つまり遺伝型に依存しない機構を介して、嚢胞性繊維症の気道上皮で宿主防御を回復させることができる。

