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天文学:1%の精度の大マゼラン雲までの距離

Nature 567, 7747 doi: 10.1038/s41586-019-0999-4

精密宇宙論の時代に入り、ハッブル定数を1%以上の精度で観測的に決定することが極めて重要になっている。現在のハッブル定数に関する不確かさは、セファイド変光星の周期と光度の関係(リービット則とも呼ばれる)を較正する際の不確かさが大部分を占めている。大マゼラン雲はこれまで、セファイド変光星の周期光度関係の較正に最適な銀河として用いられてきており、結果として宇宙論的な距離スケールの最適な基準点となっている。晩期型星からなる食連星系からは、大マゼラン雲までの距離を測定する最も精密で正確な方法が得られる。現在、この方法で達成できる精度の限界は約2%で、表面輝度と色の関係の既存の較正精度によって決まる。本論文では、表面輝度と色の関係を0.8%の精度で較正したことを報告する。我々はこの較正結果を用いて、20の食連星系に基づき、大マゼラン雲までの幾何学的距離を1%の精度で決定した。得られた最終的な距離は、49.59 ± 0.09(統計誤差)± 0.54(系統誤差)キロパーセクである。

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